本好き日記

本好き腐女子の読書日記を綴るブログです!

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おおかみこどもの雨と雪


「おおかみこどもの雨と雪」細田守著は、いま公開されている映画の小説版で、監督の細田守が書き下ろした文庫本で、文章はいまいちでもそれを補うロマンと感動もののストーリーで、主人公の花は彼と出会ったときは19歳で、父を亡くして一人ぼっちになり、奨学金を貰って大学に進学し大学の講義に彼も受講していたのですが、彼は学生ではなく背が高いのですが、日に焼けて野生的な彼に恋をしてしまうのですが、不思議なもので彼の全てを受け入れられるニホンオオカミの末裔なのだと告げられたときも動揺はしなかったのですが、彼の子供をさずかり、重いつわりがあり二人きりでアパートの部屋で雪という女の子を出産をし、翌年には雨という男の子が生まれた矢先の朝になっても帰らない夫を探しに出かけるのですが、彼は無残にも死んでしまっていたので呆然としてしまうのですが、子供たちが残されているアパートで子供を育てるのですが、二人の子供は人間ではないので、行政と関わることはできず虐待を疑われ辛い目にあうのですが、笑顔を絶やさず、乾燥剤を飲んでしまった子供を小児科に行かせるべきか獣医の所に行くべきか迷うのですが、子供をつれて
田舎へと移り住み夫の故郷も美しい山で、娘の雪はのびのびと育ち、男の子の雨は泣き虫で甘えん坊で慣れない田舎暮らしに、野菜作りに悪戦苦闘するのですが、子供たちは順調に大きく育っていき、狼でも人間でも、自由に選ばせてあげたいと考え、子供たちに選択の時がきて、雪は学校にも溶け込み友達もたくさんできて、人の暮らしになじんでいるのですが、男の子の雨は山の美しさに魅入られ師を見つけ自分の世界を山に求めていくのですが、山に嵐が来て花は学校に行き雪を迎えに行きたいのですが、雨の旅立ちの日でもあり、花は雨を追い山を駆け上っていく雨を必死で追うのですが、狼として生きることを選び、花を残して山へ去っていくのですが後姿に花は雨に何もしてあげてないと叫ぶのです。
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鍵のない夢を見る


「鍵のない夢を見る」辻村深月著は、147回の直木賞受賞作品で、短編集になっていて、「仁志野町の泥棒」では律子という小学生の女子が転校したのですが、明るく運動神経がよく、お母さんも優しいので、ミチルは律子の家に遊びに行くのが好きだったのですが、ミチルは嫌なうわさを聞いてしまうのですが、内容は律子のお母さんが泥棒で、家に入ってお金を盗んでいくというのですが、近所の人も被害にあっているのですが、小額なので訴える人はいなかったというので、律子が転校をくり返しているのは、そんな事情があるからのようで、ミチルは避けるようになり、次第に疎遠になっていくのですが、ミチルが大人になって誰も口に出さないあやふやな犯罪と、子供時代の頼りなさが印象的な回想録となっております。
「芹葉大学の夢と殺人」は、未玖はイラストレーターになるのが夢で大学で美術を学んでいたのですが、雄大という友達は未玖の夢を応援してくれていたのですが、雄大も医者とサッカーの日本代表になるという夢があり、医師になるために大学を中退して、医学部を受験したいというのですが、雄大の夢は夢ではなく誇大妄想で、雄大の夢には家族も呆れているようで、未玖は美術教師になりイラストの公募に挑んだりしているのですが、雄大とは好きで付き合っているのですが、雄大は留年をくり返し、卒業が危うくなり恩師を殺してしまい未玖のもとへ逃れてきたのですが、人一人殺したくらいでは死刑にはならないがもう一人死者が出たならもう一人分の命を彼に背負わせたなら、現実に向き合ってくれるのかもしれないと思うようになるのです。

100円のコーラを1000円で売る方法


「100円のコーラを1000円で売る方法」永井孝尚著は、会計ソフトの開発を通して、マーケティングの基本を学ぶという経済の本なのですが、小説仕立てになっていて、基本的にマーケティングを学ぶためのもので、営業で華々しい成果を挙げた宮前久美が自ら望んで商品開発部へと移動し、現場の声を生かし顧客に納得して貰える商品を作るのですが、宮前久美は勝気な女性で、勝負服がま赤のスーツで、男性社員をあごで使うといったキャリアウーマンで、宮前久美と対立しながら教え導く上司の与田とはライバル社であり、業界トップのシェアを誇るバリューマックス社から転職してきた人で、アメリカの鉄道事業はなぜ衰退したか、飛行機やバスなどの事業が盛んになっても、鉄道会社の人は気にせず、自社の目的が鉄道事業であると信じて疑わなかったからだというのですが、鉄道会社の本当の目的は、客の移動を助けることで、会計ソフトを売ることだけが、ソフト会社の目的になってはならなず、顧客が求めている会計ソフトを使って何がしたいのかということで、100円のコーラを1000円で売る方法は営業経験が長い宮前久美には、値引きに応じるこ
とに抵抗を感じず、積極的に値引きをし顧客の関心を引きたいと考えているのですが、上司の与田はそれは間違いだといい、近視眼的な考えのことをマーケティングの世界ではカスタマー・マイオピアと呼んでいるのですが、目の前に出された欲求だけに対応していると、顧客が真に望むものに行き着くことができず、リッツ・カールトン・ホテルの場合、市中で100円で売っているコーラを1000円で提供していてもクレームがなく、顧客が欲するのは値引きだけではなく、あからさまな値引きをすることで、顧客が離れることもあり、省エネルックは失敗して、クールビズが成功したのは、会計ソフトの宣伝に宮前久美はスマップを起用しようとしたのですが、上司の与田はそのアイディアにストップをかけたのは、過去に省エネルックがあり、半そでのシャツにネクタイを結ぶちょっと滑稽な格好だったのですが、なぜ流行らずターゲットが明確でなく、メッセージがうまく伝わらなかったためで、クールビズは反省を生かしてターゲットを設定し、かっこよさをうまくPRしきちんとした戦略をたて話題性を加味したのですが、スタバではグランデを買え!みたいに、シン
プルにまとめてほしかったと思いたいのですが、この形式でかえってとっつきやすいという場合もあります。

縦横無尽の文章レッスン


「縦横無尽の文章レッスン」村田喜代子著は、下関にある大学の文章講座を本にしたもので、例文を上げて良い点を解説して、モデルにして文章を書かせるというスタイルで、取り上げるジャンルは多岐に渡り、小学生の作文や詩、インターネット上の質疑応答、童話などが取り上げられ、小学生の作文では、「お父さんが入院した」朝ごはんを食べていたらドンといったので、うしろをむいたらお父さんがたおれていました。それからじいちゃんが『父ちゃんがたおれとうぞ』と言って、あわててきゅうきゅう車をよびました」文章の書き出しが良く、大人の場合朝の様子や以前の食事の場面など余分な描写があり、小学生の文章は書きたいことがストレートで、お父さんは手術を受け回復し、見まいに行ったら、子どもは入ったらいけない部屋だったけれどかんごふさんがとく別にぼくを中にいれてくれました。しばらくしてごはんが運ばれてきたけど、『おれはいけんき、おまえたち食べれ』と言って、ぼくにりんごをくれました」お父さんのせりふに注目するとお父さんは出た食事を「おまえたち」にすすめているのですが、このとき「ぼく」のほかにも姉が同じ部屋にいたのですが
、小学生の男の子にとって、お父さんはぼくだけのもので、りんごがうれしいのもでお父さんがぼくにくれたもので子供らしい素直さにあふれている文章で、次の文章も子供の詩なのですが、優しさと力強さに感動しますが、大関松三郎という昭和元年に生まれの少年の詩で、新潟の寒村に生まれ、海軍に入り、18歳で戦死してしまうのですが、少年は馬が引かれている情景を描き、親方がつなをふりあげて、いやがる馬の首を叩いているのですが、「えいっ こいつ えいっ こら ぴしり ぴしり ぴしり ぴしり馬はあごをふりあげ たてがみを ばさばさにして ぐいっぐいっと首ったまをふりたてている」という詩で、親方は馬を後ずさりさせたいようなのですが、後ろの倉庫へ戻したいのですが、馬は前にしか進めない生き物なので名文になるのですが、「どうして後へなんかいくもんか 前へなら進んでやるいくら重い荷物を引いてでも進んでやる だが後へなんか」と実は「前へなら進んでやる」という一言は、表紙カバーのイラストにも使われている馬の絵で、その横に添えられている言葉で、文章書きたい人のレッスンなのですが、よい文章を読みたい人におすす
めの本です。

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