本好き日記

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金融屋―借金漬けにされる消費者たち

金融屋―借金漬けにされる消費者たち 笠虎 崇 ¥ 1,260 彩図社 (2007/06) 著者は元アイフルの社員。消費者金融の内側をリアルに書いている。実例が多いので、読みやすい。読んでいて、借金漬けになる人のだらしなさには驚いてしまう。もちろん、貸す側の視点で書いたものなので、多少は割り引いて見なければいけないとは思うが。いや、それにしても、著者は決して消費者金融を一方的に善としてはいない。むしろ、新人の頃には取り立てに罪悪感すら覚えたことを正直に書いている。先輩社員が関西弁で暴言ともとれるような恐ろしい電話をしているのを見て、つい意見してしまう著者。すると先輩は、「そしたらお前が取り立ててみろ。」とリストを渡してくれた。丁寧な口調で電話をして、明日には入金する約束をリストの全員からとりつける。ほら、きちんと話せばわかってくれる。しかし、翌日の入金はゼロ。その日また電話すると、皆、明日には支払う、と言うが、翌々日も入金はゼロ。先輩が例の口調で電話して、やっと返済分を入金させた。「どうせ他からも借金してるのだから、なめられたらうちへの入金は最後にまわされる。彼らは怖いところから返していくんだ。」借りた金は返す。その当たり前のことができていない。そのため、「 いい大人を教育している気分」になることもある。貸す側だってリスクを負っているのだ。貸す資金を調達しなければいけないのだが、同業者から金を借りることはない。手の内を知っているものに借りると、取立ての際が不安である。そのため、あるスポンサー筋から資金を引っ張っているが、利息は18%と高い。借り手が逃げてしまえばそれはそっくりサラ金の損になるのだから、取り立ても必死だ。また、担保にしやすいのは農地や山林なんかより、ごくごく普通の一戸建て。理由は、買い手が多いから。他で借金はないと言っても簡単に見破られる。金融業界で共通するデータベースがある。そんな内側もよくわかる。借金、安易に手を出さないためにも一読の価値があります。
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