本好き日記

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みんな力―ウェブを味方にする技術

みんな力―ウェブを味方にする技術 新井 範子 ¥ 1,680 東洋経済新報社 (2007/6/15) Web2.0を、広告、マーケティングの観点から述べた本。大学教授の方の本ですが、そう難しくない文章なので、「興味はあるけど論文みたいなのは勘弁」という方におすすめ。まず最初に、Web2.0関連の本に必ず出てくるキーワードを説明してくれている。従来の広告は、企業が消費者に向けて一方的に投下するだけのものであった。消費者の実際の声は、その周辺の数人の人たちに世間話として伝わる程度で、たいした影響力を持つものではなかった。だが、インターネットの発達により、消費者の感想はたくさんの人たちに伝わっていく。ネットにつながる人たちは、同じ立場で情報を発信することができる。これがネットのもたらしたフラット化である。また、従来は「死に筋商品」としてそれほど売れなかった商品が細々とであるが売れ続けることがある。ロングテールといわれる現象だ。消費者が情報を発信する場所はたくさんある。たとえば、化粧品の口コミ情報を集めた@コスメというサイト。ここでは、化粧品を実際に使った人がその感想を書き込んでいき、たくさんの人たちがそこの情報を参考にしている。ブログでも消費者の声は発信される。昨年、「時をかける 少女」というアニメ映画が、公開後評判を呼び、上映する映画館が増え、上映期間が延長されたということがあった。映画を観た人たちがブログで感想を発信し、それを観たいという人が増えたのが理由だ。同じ時期に上映された「ブレイブストーリー」に比べて、広告量も上映館も少なかった。が、それがかえって、自分たちが応援してやろうという気持ちを消費者がもったのではないかと著者は分析している。今まで、企業にとって消費者は攻略するべき敵であった。マーケティングは敵の動向を探るものであった。しかし、ネットの発達により消費者は変貌しつつある。その現実を受け入れなければならない。敵ではなく友達、仲間、共同開発者として消費者を捉える試みが必要であるという。たとえば、ブラザーという会社は、ミシンの開発者の日記をブログで公開している。普段は接することのない開発者の本音を知ることで、消費者はいつの間にかブラザーの商品に「開発段階からよく知っている」という愛着を持つようになる。また、消費者の意見をダイレクトに取り入れて、新商品の開発のヒントにすることができる。ネット上ではうそや仕掛けは見破られることが多く、ま た見破られたらその悪評が広がるのは早い。下手な隠ぺい工作は致命傷になる可能性がある。これからの企業は「リスペクト」されることが大切である。信頼され、仲間意識を持つことが出来るような企業、商品。本を買うとき、アマゾンのレビューを参考にすることができる。
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