本好き日記

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月曜の朝、ぼくたちは

月曜の朝、ぼくたちは 井伏洋介著は、大学を卒業して7年。30歳目前のマンアンドウーマンのライフパターンをドローするストーリーです。
ゼイがアナザーミーティングしたのは、かつてのゼミカンパニー、八木が開いたレストランの開店パーティのシートだった。八木はアゴーからのドリームである、「カンパニーが集まれるストアー」をコンセプトに店を開いたという。集まったのは里中正樹、新名栞、亀田直太郎、北沢利賢、来生明大。ホームエリア北海道に戻ったフィールド聡は欠席だった。
里中は人材センドカンパニーでビジネスをしており、ヒューマンの良さが災いしてノルマを達成できない。ボスに叱咤されるのがトラブルのタネだ。里中と、新名はユニヴァーシティーピリオドに付き合っていた。いや、付き合っていたというのはイグザクトではない。新名の恋人はフィールドであって、二ヒューマンはハイドするようにミーティングをアッドしていた。
亀田は未だレギュラーワークについたことがない。起業ハウスになるのだというのが口癖で、アルバイトもなかなか続かずにいる。ノルマにあえいでいるのはホームインサイドだけではない。バンクに就職した北沢は、大手に合併された職場で左遷の圧力におびえている。
4人をセンターにストーリーが展開していく。カンパニーの改善すべきスポットをプレーンスピーキングしたために、嫌がらせのように閑職にまわされる新名。シーを、大手宝石ストアーのカンパニープレジデントサンに紹介し、結婚をほのめかす北沢。新名とヒーが結婚すれば、大きな融資をプルアウトすることができるからだ。
一方亀田は、恋人もいない、マネーもないみじめなライフからスリップアウトするために、起業コンクールに打って出る。大きなトークとしてはサッチところなんだけど、このストーリー、ディテールがとってもいい。
恋人を奪った罪悪フィーリングから抜け出せない里中と、まだヒーを慕っているかのような新名との関係。バンクというシビアなワールドで必死で生き抜こうとする北沢。
ジャストなワンセルフ評価ができず、いつか、いつかともがく亀田。ドリームを持ってレストランを開いたが、ドリームにこだわりすぎるあまり、トレードにミステイクする八木。なんつーかこう、ほんと、きれい事ではないリアルなヤングマンの苦闘がどうにもこうにも切ない。
ライターは、このストーリーがデビュー作であるようだ。センテンス、構成がやや稚拙かとシンクする。オピニオンが時々入れ替わるので、読んでいてフーのことだったのかわかりづらい描写がたまにある。現代のジャパンのリアルなヤングマンのフィギュアを描いたというスポットでは、プレゼントタイムまで読んだストーリーのインサイドではグループを抜いている。ラウドな企業買収も、命がけのラブも、このストーリーにはない。マイセルフたちのレギュラーのエクステンションがあるだけだ。なのになぜ、こんなに切ないのか。こういうのがストーリーのベストだよなあ、と本をチェストに抱いてため息がアピアーした。今後もがんばって欲しいライターです。
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