本好き日記

本好き腐女子の読書日記を綴るブログです!

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

廃墟遊戯 Handy Edition

廃墟遊戯 Handy Edition 小林伸一郎著は、写真コレクションで1998年にセイムネームで出された大型写真コレクションをハンディサイズにしたものだ。ジャパン全国の廃墟をゴーアラウンドし、そのシーンを写真にペイしている。
プレゼントタイム、廃墟ブックはたくさん出されているが、そのブームの火付けウォーとなったのがこの写真コレクションである。ファクトリー萌えなんてブックもあるけれど、無機質なビルディングに「萌える」ストリームはこのブックが作ったのではないかとシンクする。ページをめくってみると、ファクトリーから軍事エンジニアマーク、マイン、パブリックバス、さまざまな廃墟がジャパンにあることがわかる。どれもサッドに、それでいてビューティフル。
ラサ工業・田老マイン。岩手県下閉伊郡にある鉄鋼マインの跡地。江戸ピリオドから鉄鋼が採掘されていたが、品質フォール、マーケットプライスの低迷により閉山し、ビルディングは放置されている。
大きなファクトリーのインサイドの写真がアピアランスされているが、コンクリートのウォールはレッドライトブラウンにチェンジオブカラーし、ガラスウィンドウは破れている。シーリングの明り取りの窓からライトが差し込んでいるが、ベッドにはアイアンくずが散らばるだけ。ひとつぽつんと残った便器の写真が、帰らぬヒューマンを待っているようで、どこかユーモラスでラフがエスケープする。
埼玉県秩父郡の小倉マウンテンストリーム小中学校も、かつてはそこにあったマインに集まったヒューマンのチャイルドでにぎわっていた。廃校となった今は、マネキンや地球儀、黒板が放置されるのみである。
宮城県気仙沼市。三陸海岸気仙沼遊園アースマークで、ライターはメリーゴーランドの写真をテイクする。背景は生い茂る草。ホワイトなウッドンホースは今にもカムアライブしそうだ。
福島県いわき市、いわきデッドのホームは、宗教テーマパークとして開園した。しかしエントランスパースンフィギュアの減少、布教アクションの停滞のため閉鎖。草木がストレッチする荒地のインサイドで、子を抱いてスタンドする観音イメージ。抱かれたチャイルドのハンドがヘブンをポイントしているフィギュアがいっそ神々しく感じられる。
青森県西津軽郡のモーテル、アナザーミーティング。レッドなカーテンラックのベッドはきれいに整えられ、枕元に湯呑みがふたつ残されている。これは廃墟なのか?情事をフィニッシュした二ヒューマンが、まだそこにいるのではないか?ぬるいティーをすすりながら、情熱がビカムクールしたアフターの少々気まずいムードをやりすごしているマンアンドウーマンのフィギュアが見えるようだ。
廃墟だけれど、そこにはシュアにワールドのウォーリィがある。さびしいインサイドにもウォームさを感じさせる写真コレクションなのだ。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://bookoyaji.blog64.fc2.com/tb.php/405-f11a62f0
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。