本好き日記

本好き腐女子の読書日記を綴るブログです!

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北へ郷愁列車の旅

北へ郷愁列車の旅  ¥ 1,575 松村 映三   ベストセラーズ (2007/01) 写真家の方が、北国の鈍行列車に乗って写真を撮り、文章をつけた本。大きな駅ばかりではないので、そこはかとない寂しさがまた寒さを感じさせ、タイトルどおり郷愁あふれる仕上がりになっています。たとえば、秋田県の五能線。東能代から川部まで、147.2キロの旅。東能代の駅を7:52に出て、能代、向能代、北能代、と電車が進む。ここは吹雪や強風、高波で運休することが年に何回かあるのだそうだ。岩館の駅では、腰ほどの高さに積もった雪をシャベルでかいている駅員さんが写真に撮られている。窓から見える民家の屋根には雪が積もり、遠景に日本海が見える。車内では、向き合った座席に座り、元気に話している女性たち、もたれあって座っている男子高校生たちがいる。先頭の車両には、雪がこびりついていて、駅員さんがスプレーをかけて除雪作業をしている。自分自身が鉄道に乗っているみたいな気分になってくるから不思議だ。しかし、この旅には予定外の時間がかかってしまう。途中、大雪のために列車が運休してしまうのだ。そのときの駅の写真が出ているけど、誰もいないホームの屋根に分厚い雪が積もり、真っ白になっていて、これが また寂しくていい。演歌が聞こえてきそうだ。運行が再開された早朝、駅務室にいた駅員さんに、「ぬぐだまっていかねが?」と声をかけられて、外国語のように感じる。他にも、只見線、根室本線、釧網本線の様子が書かれている。よく考えたら、鈍行列車の旅ってかなり贅沢だなあ。当分、そんな贅沢を味わうこともできそうにないので、とりあえずこの本で堪能してみました。
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