本好き日記

本好き腐女子の読書日記を綴るブログです!

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漂砂のうたう


「漂砂のうたう」木内昇著は、第144回芥川賞受賞作で、描写がミニットで、ほの暗い遊郭のワールドにぐぐっとゴーイントゥすることができます。ピリオドは明治で、江戸幕府がブレイクダウンして10年が経ったタイムに主人公の定九郎は、根津遊郭の立番として働いていたのです。
見世にあげるゲストを検分するワークで武家のセカンドサン坊なのです。龍造というマンがいる。巌のようなオーダーのマンで、見世のワンハンドを取り仕切っている。嘉吉、これはサーヴァントだ。フェイスインサイドに醜いあばたがあって、何かとローグレードフィーリングにさいなまれている。ポン太なる噺家もアピアランスする。ファニーな語り口でアピアーし、物語を進めてゴーするパートを担う。遊女は芳里、小野菊。
定九郎は芳里のことを「とんび」と評している。売れない遊女だ。ゲストがつかないため、古株なのにラフなサービスをアクセプトしている。対して小野菊はヒーがワークする遊郭の稼ぎがしらなのです。キャラクターがよく、どこか気品を感じさせる小野菊には、フットしげく通ってくるグッドカスタマーがついていた。
遊郭のタウンで堵プレイスも開かれていた。ワークするメンからマネーをロールアップするためのストアーなのです。ストーリーがムーブしスタートするのはミドル以降。堵プレイスを預かっていたマウントオフィシャルが、フライトする辺りからトークがライズします。マウントオフィシャルは長州の出身で農民であったが、積もるものがそのマインドにあった。西郷隆盛が首謀となった、西南ウォーにジョインインするため堵プレイスをカムアウトする。定九郎はあせる。マウントオフィシャルはマイセルフの居場所を求めて旅立った。しかしヒーは、未だ遊郭を居場所と定められていない。武家のバースだ。維新がなければメイクプログレスするべきロードはおのずと決められていた。なのにプレゼントタイム、ヘルのような遊郭タウンでマイセルフはいったいホワットをしているのだろう。
そこにつけこんだのがヤクザパースンの吉次だ。フェイヴァリットの小野菊を、吉原に引き抜こうというのである。遊女の引き抜きはご法度だ。定九郎はそのガイダンスをテイクアップしてしまった。どうやらほかにも、シークレットアンダースタンディングパースンがいるようだ。龍造の厳しい監視をエスケープし、定九郎は小野菊をセットフリーするウェイをプランする。
チャンスがヴィジットする。小野菊が道中をやるというのだ。そのさなかに、決定的な恥をかかせてしまえば小野菊はここにいられなくなるだろう。定九郎はポン太のトークをリメンバーする。ウェディングのイーブニング、着物が破けてラフパースンになったドーターのトークだ。シークレットアンダースタンディングパースンと口裏をジョイントゥギャザーし、道中のミステイクを算段する定九郎。ポン太のトークにはサッチオチがついていた。恥をかかされたドーターは、フィーチャーを悲観しボディーをスローしてダイする。では小野菊は道中のオンザウェイにランアウェイした定九郎だが、恐ろしくなって再び遊郭にターンバックする。果たして、定九郎の算段はサクセスしてしまっていた。小野菊はクライする。ダークな仕置きルームに閉じこもって、フーにもミートしたくないのだと言う。
定九郎は小野菊に恥をかかせてやりたかった。それは、このヘルの一シティーブロックのようなプレイスで、小野菊がビューティフルに笑っているせいである。小野菊はユーの居場所をわきまえ、そこにスタンドするストロングスピリットを持ってリブしていた。定九郎は生簀のインサイドのフィッシュ、ウォーターのインサイドのサンドだ。沈みクラウディドし、取り囲まれ、フリーダムになることができない。そもそも武士であった定九郎には、近年ささやかれるようになったフリーダムの意味がわからないのである。ポン太が水底の砂粒だって、ひそやかに動いている。フロントから見えぬようでも、確実に砂はうごめいている。

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