本好き日記

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絶望の国の幸福な若者たち


「絶望の国の幸福な若者たち」古市憲寿著は26歳の学者が綴った社会評論で、古市さんは外国記者がなぜ日本の若者は立ち上がらないのかと質問を受けて、ハッピーだからと答えたのです。
現在の閉塞感というのは若者も感じていてなんとかしなくてはと思っているのですが、ハッピーでもあるのです。
これまでがそれほど良かったとは思えないのですが、明治維新のような身命を賭して行動する生き方はいやだし、戦もまっぴらで、団塊世代オジサンのように会社に縛られる人生も最悪だと思っているのです。
余り裕福ではないけれどユーチューブやプレステもWiiもあるし、食べることに困ることもないので、現代の若者は恵まれているというのです。
現代の若者は物を余り買わないと思われているのですが、実は購入する対象が変化しているからなのですが、車とか旅行には余り興味がなく、携帯電話やパソコン機器なら購入したいと思っているというのです。
日本人口が減っているのですから、消費が振るわないのを若者の購買意欲がないせいにするのは間違いだというのです。
若者は仲間を大切にし、仲間を寄りどころとしていて、ワールドカップが開かれた時には沢山の若者が集まり、日本チームを応援し負けた後に、暴動が起きるのではと思ったのですが、なんと「お疲れー」という明るいねぎらいの声ばかりだったのです。
日本と叫ぶのは娯楽であり、ナショナリズムなんてものではく、ワールドカップの応援団は、なんとなく集まり、なんとなく消えていったのです。
若者たちがデモに集まる姿は、行楽日和の日曜日に、日の丸を持った若者で、彼らは口々に民主党への批判をくり返していたのですが、彼らは右翼を嫌うが、左翼でもないのです。
日本に危機感を抱いていて、日本はヤバイと考え、デモにやってくる人たちの中には、浅田真央ちゃんに触発されてデモに参加したという人もいたのです。
外国の選手ばかりがテレビに登場しているのは、日本を貶める陰謀なのだと考えている人もいるのです。
日本はヤバイと日常の中にも、危機感を抱いている人はいるのですが、彼らもデモにやってくると仲間に取り込まれて、仲間を見つけて連帯することで安心するというのです。
東日本大震災では想像した通りのボランティアが集まったのは、日頃から「何かをしなければ」と考えている人が多いからなのです。そのはけ口となったのが、大震災ボランティアで、私たちは平和すぎる日常の中に、突発的な出来事を求めているというのです。
日本の若者は幸せだと思っているのですが、雇用の不安や年金の問題が立ちはだかっていても、IT機器の発達により、娯楽や仲間探しには事欠かないというのです。
不況の際には幸福感を抱く人が増える傾向にあるのは、先を望んでも叶えられないことが多いからで、今あるもので満足しようとするというのです。
中国の農民も都市に出稼ぎに出て最下層の仕事に従事しながら、希望を抱いているのですが、身分が固定化されているので、下層の人たちにとって安心であり、幸福な状況といえるのだというのです。

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