本好き日記

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絶望名人カフカの人生論


「絶望名人カフカの人生論」フランツ・カフカ著・頭木弘樹訳は、異色のネガティブな名言集なのですが、なんでもフランツ・カフカという人は変身などの名作を残したチェコ出身の小説家なのですが、生前は作家として評価されず、勤め人をしながら日々の生活をしていたのですが、とにかくカフカの日記に残された言葉は愚痴に近いもので、例えば「将来へむかって歩くことは、僕にはできません。将来にむかってつまずくこと、これはできます。いちばんうまくできるのは、倒れたままでいることです」といった具合で、なんと好きな女性へ宛てた手紙の一節なのですが、「ぼくは一人でいなければならない。床の上に寝ていればベッドから落ちることがないように、一人でいれば何事も起こらない」と書いているのは、ラブレターで、その女性とは婚約をするのですが、結局カフカはこの縁談を、なかったものにしてしまうのですが、なんと「誰でも、ありのままの相手を愛することはできる。しかし、ありのままの相手といっしょに生活することできない」と書いているのですが、仕事は小説を書くことが好きで、書くことだけに時間を割きたいと考えていたのですが、小説では食
べていくことができず、勤めるのですが、午前8時~午後2時までの仕事で人間関係も恵まれた職場なのですが、作家志望のカフカは「ぼくの勤めは、ぼくにとって耐え難いものだ。なぜなら、ぼくが唯一やりたいこと、唯一の使命と思えること、つまりは文学の邪魔になるからだ」と書いて、「ぼくは文学以外の何ものでもなく、何ものでもありえず、またあろうと欲しない。だから勤めがぼくを占有することは決してできず、むしろそれはぼくをすっかり混乱させてしまうだろう」というのですが、カフカは幼い頃から身体が弱く、強権的な父母のもとで育ったことが、カフカをこのような考え方の人間にしてしまったというのですが、カフカは「こんな身体では何一つ成功しない。細くて虚弱なくせに、背が高すぎるのだ。暖かな体温と情熱をたくわえる脂肪がちっともない。このところ刺すような痛みをたびたび感じる心臓が、どうしたらこの足の先まで血を押し流すことができるのだろう」と自身の体力のなさに絶望し、一人でいるよりふたりでいるほうが孤独だと感じ、父母にそしられ、文学だけで生きていくことはできず、人並に家庭を築くこともできず、「ぼくの
人生は、自殺したいという願望を払いのけることだけに、費やされてしまった」と書いているほどです。

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